ヘナの品質、
植物成分へのこだわり。

開発者/日本ヘナ協会副理事長・毛髪診断士
中西洋子
強い想いが込められてうまれた
「ナチュラリストヘナ」。
Q. ヘナとの出会いは?
1980年代で約30年ほど前です。当時は「ヘナ染め」という言葉はなくて、草木染めという名前で美容室でしてもらいました。いま思えば、それがヘナだったのではないかと。私は幼少期に大きな怪我をしてしまい、投薬を続ける治療をしなければなりませんでした。怪我は治ったのですが、投薬の影響で添加物や化学物質が合わない体質になってしまいました。学生時代は化粧をしたり、髪を染めたりもできず、学校も休みがちでした。そのせいもあって、自然療法などの本を読んでおりました。そのなかにインドの東洋医学アーユルヴェーダもあったのを覚えています。何とか学校を卒業することができ、大手の家電メーカーに就職することができたのですが、人前に立つ職種でしたので、茶髪を強制され、泣く泣く髪を染めることになりました。ただ、やはり体に合わず美容室で痛い痛い(頭を締め付けられるような)と言っていたのですが、当時の美容師さんに「あと少しなので我慢してください。」と言われました。(笑) その後、結婚を期に退職し、子供を授かりました。30代の頃から白髪があったのですが、あまり気にしない性格でしたし、もうあんな思いをしてまで染めたくありませんでしたので、放置していました。しかしそれも一転、子供に「白髪を染めて欲しい」と言われるようになり、色々と調べて、草木染めというものがあることを知ったのです。その時のことはよく覚えています。痛みがなく染められたからです。本当に嬉しかったです。ただ、しばらく使い続けていると、少しだけ頭皮に痛みを感じるようになりました。よくよく聞いてみると化学染料が入っているとのことでした。それを知り、使うのを諦めました。
Q. 開発のきっかけは?
開発なんてそんな大それたものではありません。(笑)私が使える、使いたいと思える植物だけのものを求めていただけに過ぎません。草木染めとの出会いから、10年ほど経ったころ、とある雑誌で「植物100%のヘナ染め」というものがあること知りました。あれからずっとモヤモヤしていたものを抱えていたので、見つけたときは「これだ!」と思い、さっそく使ってみました。当初の草木染めによく似ており、その時は痛みがなく使え、何よりツヤが出たのに驚き、喜びました。ただ、どうしても草木染めのときのことがあり、自分で成分を調べたり、色々な会社に聞いて回っていると、残念ながら化学染料が入っていることが分かりました。日本中を探しても、純粋な植物だけのヘナ染めはありませんでした。後から知ることになるのですが、これは生産地のインド業者が騙ししているのではなく、あくまで買い手である会社側の要求に応えるためにされていたことだと分かりました。会社側は「染まるヘナ」を求めてインド業者と交渉をしており、良かれと思い、配合していたというわけです。インド業者としても、ヘナ自体の品質に関わらず、化学染料を配合することで商品化できるので、安価で量産できます。もちろん現在では、薬事法により例え少量でもきちんと成分を表記することが義務付けされています。私は本当に純粋なヘナを求めて、実際にインドに行って作ってもらおうと決心しました。まずは大阪のインド領事館を訪ねました。担当者に懇々と想いを伝えたのですが、とりあってもらえず、諦めかけたとき、その場にたまたま居合わせた日本在住のインド人の商社の方に出会いました。その方もヘナを扱っており、話を聞いてもらえました。しかし「そんな物はインド中を探しても作ってくれるところは無いよ。そもそもインドで作っているヘナ染めは全てに化学染料が入っているよ。」と言われました。あまりにも悲しい顔をしていたのか、私の想いを受け止めてくれ、その方が、「それなら貴方が納得できるものを一緒につくりましょう。」と言ってくれました。これが私のきっかけです。そこから何度もインドを訪問し、試行錯誤してようやく完成することになります。インドを訪問する度に、ヘナの奥深さを知り、インド現地でのヘナ業界の内情を知っていきました。その中で、ヘナに品質ランクがあることを知り、最高のAランクは東欧では医療でも使われているレベルだということを知ります。
Q. お客様にお伝えしたいこと、ご実感いただきたいこと
私の長年の経験や知識を基に、純粋かつ高品質なヘナは、髪の補修効果・頭皮ケアにも活用できることが分かりました。何より私自身の髪が見違えるほど健康になりました。また、周りにいた多くの髪の悩みをお持ちの方が、髪が美しく健康になっております。本来のヘナの姿はこうあるべきだと信じております。私のように、化学染料などが配合された化粧品が苦手な方、色々試しているけど、なかなか髪の悩みが解消されない方は、ぜひ一度Aランクのヘナを使ってみてください。そして、ヘナ本来のチカラをより多くの方にご実感いただけるよう、これまでもこれからもヘナを中心とした植物成分にこだわりを持ち、開発していきたいと思います。


他の毛染めとの違い